<画像> アムール湾岸の豹 (野生のアムールヒョウ) ; |
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by H-Gang
| 2006-04-21 16:59
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<報道・ノート> パイプラインルートの安全性に対する、トランスネフチ社長のコメント ; |
FoE Japan 野口です。今度は「ヒューストン・クロニクル」に関連記事です。見出しは Vainshtok: Transneft Pipeline Route Safe です。シベリア-太平洋(石油)パイプラインを敷設するロシア国営パイプライン企業「トランスネフチ」の社長(ワインシュトク社長)が4月20日、パイプライン敷設ルートについて(とくにバイカル湖付記のルート)、改めて、安全性が高いと語ったという記事。英語ですから読むのが大変ですが、中身を知りたい人は是非挑戦してみて下さい。(余裕があれば後日要点を日本語でここに書き出しておきます。)人間の目、バイカル湖のバイカルアザラシの眼、アムール湾の豹の眼で読んでみましょう。"地元の人々の願い" といっても、実際にはいろいろな立場や意見がある筈です。(野口、FoE Japan)
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by H-Gang
| 2006-04-21 03:22
| <報道・ノート>
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<報道・ノート> フジサンケイ ビジネスアイ ; |
こんにちは、FoE Japan の野口です。今日の「フジサンケイ ビジネスアイ」 にシベリア-太平洋(石油)パイプラインの記事が出ています。ヘッドラインは"東シベリアパイプライン 08年夏には開通 最初の石油は中国へ" モスクワ勤務の方が原稿を書かれた記事のようです。 この記事では、パイプライン終着点として "日本海に面するペレボズナヤ湾" が挙がってます。(ペレボズナヤ湾はアムール湾西岸の小さな湾。ペレボズナヤから僅か数キロのところに、豹達の棲むケドロバヤパジ自然保護区が在ります。前回の投稿に入れたアムール湾俯瞰図もご覧下さい。)パイプラインのルートに環境団体が反対していることも記事で触れられています。(具体的な団体の名称は挙げられていませんが、おそらくWWFロシアやグリーンピース・ロシアでしょう。) 湾岸の豹達の眼に、この状況はどう映るか。さらに追ってみましょう。 野口 (FoE Japan) <このパイプラインの呼び方> このパイプラインは幾通りかの名前で呼ばれ、表記されています。今日のこの 「フジサンケイ ビジネスアイ」 の記事のように "東シベリアパイプライン" と表記される場合もありますし、"太平洋パイプライン" と表記される場合もあります。ロシア語の正式名称を和訳したら "東シベリア-太平洋石油パイプライン" のようになります。日本政府内では "太平洋パイプライン・プロジェクト" という呼び方がされているという話もあります。 このブログはこのブログで、"シベリア-太平洋(石油)パイプライン" という呼び方をしばらく続けてみようと思います。 アムール湾岸のアムールヒョウたちの眼で、引き続き追ってみましょう。 野口 栄一郎/EIICHIRO NOGUCHI (FoE Japan) |
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by H-Gang
| 2006-04-20 16:39
| <報道・ノート>
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<ノート> 始めに - "湾岸の豹達" の視点 ; |
![]() このブログに立ち寄っていただいて有難うございます。 FoE Japan (www.foejapan.org) という環境NGOで働いている野口といいます。 これから今年の夏~秋にかけて出来る限り多くの方の声を聞きたい問題があって、このブログ - Leopards of the Bay ★ "アムール湾の豹たち" が追う、シベリア-太平洋(石油)パイプライン計画の行方 - を始めます。 "聖なる湖"、"金色の豹" 世界最大の湖で「シベリアの至宝」「聖なる湖」と讃えられる、バイカル湖(ユネスコ世界遺産) - 「幻の豹」と呼ばれる金色の豹、アムールヒョウ(絶滅危惧種)の生きるアムール湾西岸地域 - 昨年(2005年)頃から飛び交っている情報やロシアや各国の環境NGOの動きを見ていると、この2か所が今、強い脅威にさらされようとしていることが見て取れます。 その脅威とは、今年から建設の始まる「シベリア-太平洋(石油)パイプライン」のルートです。 シベリア-太平洋(石油)パイプライン計画 シベリア-太平洋(石油)パイプライン計画とは、ロシアの西シベリア・東シベリアの大地に眠る石油を東方へ輸送し、中国、日本、韓国、インドネシアやオーストラリアなどの太平洋諸国へ輸出するための長大な石油パイプラインと、オイルタンカーに石油を積み替える為のターミナル(ロシアの太平洋岸に)を建設するという計画です。 この計画の土台は今から50年以上も昔、旧ソビエト政府内で構想されました。その後50年間を構想のまま眠り続けていましたが、21世紀に入り巨大プロジェクトとして胎動し始めたのです。 石油の輸出で世界への影響力を増そうとし始めたロシア、エネルギー資源の確保がいよいよ切実な課題となってきた日本と中国 - この3つの国の生み出す強大なうねりが、半世紀も眠っていた構想に血液を送り込もうとしています。 この計画をめぐる動きは、海外や日本の新聞各紙でも経済面・海外ニュース面・政治面等の記事となってきました。 (最近では朝日新聞の報道(4/8)などがあります。) 今年(2006年)春には現地での工事が開始される予定です。完成すれば、東シベリアから太平洋岸までロシアの大地を貫く4千km以上、世界最長の石油パイプラインが出現することになります。 この計画はロシア政府が主導し、ロシアの国営パイプライン企業が取り組むとされていますが、その内容・進め方がロシアや各国の専門家・環境NGOに大いに不安を抱かせていて、疑問の声・批判の声が数多くあがっています。 最大の心配は、パイプラインの敷設されるルートです。現在発表されている敷設ルートでは汚染や自然破壊のリスクが不要に大きいとロシアや各国の専門家・環境NGO等が指摘しています。 最悪のシナリオは 現在の計画に沿ってパイプラインが敷設されると - 最悪のシナリオでは、東シベリアでは、パイプライン事故によってバイカル湖が油汚染されます。アムール湾西岸では、石油ターミナル建設によってアムールヒョウが絶滅すると恐れられています。 (政府や企業の人々と同様、環境NGOの人間もまた、「最悪のシナリオ」「縁起でもない話」「万が一」を想定した上で調査や活動を行います。そして、NGOの人間は政府や企業の人々とは別の角度から問題を見つけて、時にはこのパイプラインの問題のように「警鐘」を鳴らします。警鐘の「鳴らし方」についてはそれぞれのNGOの考え方や個性、カラーがあって、未熟なこともありますが、NGOも今、建設的な提案や活動を出来る存在となることを目指して毎月の活動・仕事の中で挑戦と失敗・進歩を繰り返しています。) 豹の眼を持つ Leopards of the Bay ★ "アムール湾の豹たち" とは、こうした、環境問題シナリオや自然保護の角度からこの計画の行方に目を向ける人達のことです。いろんな方がここへ来て発言をして下さったら、何か影響力が生まれ、物事が今より良い方向へ変わる予感がします。 このシベリア-太平洋(石油)パイプライン計画について、新聞報道などに表れる一般的な視点は、「ロシアの石油を手に入れるのは、果たして中国か、日本か」という点、石油の確保、日本の国益のようです。 その視点の重要性を否定はしませんが、このブログは、別の視点でやってみたいです。 豹の視点です - 「自分がもしアムール湾岸に棲む豹だったら、自分の眼にこのパイプライン計画はどう映るだろう?」と想像してみてはどうでしょう。 このブログの右上には、いつも野生のアムールヒョウの画像を置いておきます。 これが、気持ち誰でも "アムール湾岸の豹" になれるマスク。 もちろん、「ケモノの立場で発言しようなんて偽善じゃないか。自分は、あくまでニンゲンとして発言する」という人も、どうぞご覧になって投稿して下さい。 中国・日本のつながり、ロシアや日本のNGOの動き このシベリア-太平洋(石油)パイプライン計画で、ロシア政府は日本・中国それぞれの政府・金融機関に投資や借款、融資を呼びかけていて、その額は数十億ドル~百億ドル(数千億円から1兆円)の規模といわれています。 日本では、NPO「野生生物保全論研究会」(JWCS)とFoE Japanが、日本政府にアムール湾岸に石油ターミナルを建設することの危険を訴え、建設予定地が他の場所(ナホトカ湾岸など)に変更されるまでこの計画への公的資金の投入を見合わせることを求める要望書を作成しました。その要望書に今年1月から2月にかけて3438名の人々が署名し、要望書と署名は今月(4月)小泉総理・衆参両院議員へ提出されています。 ロシア側にも環境NGOがあり、活発にアクションを起こしています。(たとえば、バイカル湖の街イルクーツクでは3月18日、五千人以上の人々が参加する大規模な集会が開かれ、湖に近接するパイプラインルートの変更を政府に求めました。) では、情報が得られ次第ここへ投稿していこうと思いますのでよろしくお願いします。 このブログはFoE Japanの公式サイト(www.foejapan.org)とも連動すると思います。 豹の眼で、この計画の行方を追ってみましょう。 <このページの画像の説明> このページの画像は、上空から見たアムール湾(ロシア沿海地方南西部)のイメージです(Google Earthで切り取りました)。図中、ピンの刺さっている "ペレボズナヤ" という場所が、多くの環境NGOの反対している石油ターミナル建設予定地です。"ケドロバヤパジ自然保護区" にはアムールヒョウが生息しています。黄色いラインはロシア沿海地方と中国北東部の国境線です。この湾自体は、日本海に向かって開いています。 一部の専門家や環境NGOは、パイプラインのターミナルはこの辺りから東南東約100kmのナホトカ湾岸に建設されるほうが自然や野生動物へのダメージが遥かに少ないと主張しています。(ナホトカ湾付近にはアムールヒョウは生息しておらず、自然保護区もないため、自然や野生動物へのダメージを抑えることができる、という考えに立った主張です。) 以上、一回目というか、生まれて初めての投稿(ブログへの)で、ちょっと硬いというか、偉そうな書き方になってしまったでしょうか。(まず、文章が長過ぎましたね。)段々変わると思いますのでどうぞよろしくお願いします。 野口 栄一郎/EIICHIRO NOGUCHI 国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン) www.foejapan.org |
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by H-Gang
| 2006-04-18 03:53
| <ノート>
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