<報道・ノート> パイプライン終着地はコズミノ湾? |
こんにちは、野口 (国際環境NGO FoE Japan/エフ・オー・イー・ジャパン) です。 シベリア-太平洋(石油)パイプラインの、太平洋岸終着地・石油ターミナル建設地とアムールヒョウ生息地の件、 前回のこのブログへの投稿(2月20日投稿)でお伝えした、石油ターミナル建設計画に対するロシア政府の環境アセスメント(国家環境アセスメント)の件で、続報です。 RIA Novosti ● Kozmino oil port in East Siberia environmentally safe - watchdog 11:21 | 07/ 03/ 2007 記事本文(英文)は下記掲載URLをクリックしてRIA Novosti サイトでご覧下さい。 http://en.rian.ru/russia/20070307/61677841.html <ノート> 結論からいえば、アムールヒョウ生息地がパイプライン建設から守られる可能性が、またひとつ高まりました。 どこに決まるかが懸念されているパイプライン終着地・石油ターミナル建設地が、当初の計画であがっていたペレボズナヤ湾 (Perevoznaya bay, 北緯43度01分 東経131度33分付近) から、環境NGO 等の薦めるコズミノ湾(Kozmino Bay, 北緯42度43分 東経133度02分付近)へ変更される可能性がまたひとつ高まりました。 コズミノ湾はアムールヒョウ生息地から十分な距離があります。パイプラインがコズミノ湾へ向かうことになれば、アムールヒョウ達が影響を受けることはないでしょう。 今週半ばの3月7日、ロシアの通信社RIAノーボスチの英文ニュースサイトに掲載された上記のニュースによれば、ロシアの政府機関「ロシア連邦環境・技術・原子力監督庁(Rostekhnadzor)」が、コズミノ湾への石油ターミナル建設計画(国営パイプライン企業のトランスネフチ社が作成したものです)の環境アセスメント(国家環境アセスメント)を完了し、この計画を環境面で問題なしとして承認したようです。 ロシア政府は、シベリア-太平洋(石油)パイプライン計画の進行の遅れを防ぐため、この太平洋岸終着地の選択・決定そして着工もいまこの時期に決着させる方針ではないかと思います。現地の雪が融けて資材の搬入や作業が可能になる5~6月くらいに作業を開始するために、この3~4月で、パイプライン終着地問題(ペレボズナヤ湾岸か、コズミノ湾岸か)を決着させようとするのではないでしょうか。 そのように考えてこの7日のロシア連邦環境・技術・原子力監督庁(Rostekhnadzor)の発表のニュースを見れば、パイプライン終着地はコズミノ湾に決まり、アムールヒョウ達はパイプライン計画の影響を免れる可能性が相当高くなってきたと考えることが出来ます。 しかし、最後の最後まで安心は出来ません(とりわけロシアでは)。 まだまだ、アムールヒョウの眼で追っていきましょう。 野口 栄一郎/EIICHIRO NOGUCHI (FoE Japan) |
by H-Gang
| 2007-03-09 18:27
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