<報道・ノート> これで安心・・・か?パイプライン終着地決定のゆくえ |
こんにちは、野口 (国際環境NGO FoE Japan/エフ・オー・イー・ジャパン) です。 最近ずっと睡眠不足だったせいか、きのうは丸一日眠り続けました(笑)。自分でも「よくこんなに長い時間眠れるなあ(^-^)」と呆れています。いま早朝の事務所へ出てきて一日半ぶりにPCの前へ戻ってきました。まだ誰も来ていないので、ボブ・ディランの「Blonde on Blonde」をかけています。 さて、シベリア-太平洋(石油)パイプラインのルート、いよいよ最終決定か・・・? きのう(08/29)の朝日新聞夕刊とウェブサイト「Asahi.com」に〝シベリア-日本海パイプラインに新ルート 環境に配慮〟という記事が出ていますね。 ● Asahi.com 記事 〝シベリア-日本海パイプラインに新ルート 環境に配慮〟 2006年08月29日01時30分 (記事本文は下記URL部分をクリックして Asahi.com サイトでご覧下さい) http://www.asahi.com/international/update/0829/002.html <ノート> 結論から言うと、おそらくバイカル湖付近のルートが変更されたという話は本決まりでしょうけど、太平洋岸の終着地の場所選びに関しては、まだ安心できないですね('-')。コズミナ湾岸ではなく、アムールヒョウの生息地に近いペレボズナヤ湾岸がパイプライン終着地に選ばれる可能性もまだ残っています。 べつに朝日新聞さんがわるいとかマチガエテイルとかいうことではないです。(朝日新聞社のような大きな報道機関が、この、一見地味なシベリア-太平洋石油パイプライン計画の環境問題へ注意を払って記事にされていること自体、立派だなあと思います。)ただ、ロシアでなされる発表というのは、こうして内外で新聞記事などになった後からでも平気で変更されたりひっくり返されたりすることがあるので、まだ安心するのは早いというだけです。 この件をずっとフォローしているロシアやアメリカのNGOの中にもすでに自分達の団体サイトで「NGOの勝利!パイプライン終着地はペレボズナヤからコズミナへの変更が決定!」とか勝利宣言を出しているところもあります。(WWFさんのロシア組織の 「WWF Russia」 とかアメリカの 「Pacific Environment」 とか。WWF Russia に関しては 「One more victory of WWF!」 とか叫んでいるので、オイオイ一年前からたくさんのNGOでレンケイしてやってきたのに、お手柄独り占めする気デスカ(^-^)?と思うけど、まあトモダチだし許してやってもいいです。でもやっぱり勝利宣言出すのはまだちょっとハヤいんじゃないかなーと思います。笑) それから、このきのうの記事に関しては、もしもここで述べられている話(=ほとんどが未来や予定の話)がすべて本当だったら、とっても喜ぶべきことですが、でも「いつ、どこで、誰が語った話なのか」「どこでどのようにして手に入れた/獲ってきた情報なのか」は、この記事には書かれてないです。 もしかしたら記者さんは体当たりの取材をして、この件の責任者(誰かな・・・)の口からこれらの情報を聞き出しているのかも・・・。もしかしたら、そうやって命懸けで書かれた原稿が、編集する人の手でこういう、ソースのよく分からない感じの記事(すみません(v_v))に加工されて、紙面やウェブサイトに出てしまっているだけかも・・・。 その辺りの本当のところは、わかりません。僕自身は報道に携わって生きている人間ではありません。ただ、ロシアの人達とつき合って身についてしまった勘やら、自分の中のアムールヒョウの魂が、「まだちょっと安心はできないね、用心しようね」と言っています。 まだ、ひっくり返される可能性もあります。 アムール湾のアムールヒョウの眼で、追いましょう。 Oh, sad-eyed lady, should I wait? 野口 栄一郎/EIICHIRO NOGUCHI (FoE Japan) |
by H-Gang
| 2006-08-30 06:03
| <報道・ノート>
|
| << <ご挨拶> 10月の写真展へ向けて | <情報・ノート>〝コズミナの人... >> |

